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Published on 8月 25th, 2013 | by yasuyo

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意外な“きもの”が語源に関係する言葉

私たちが日常生活で何気なく使っている言葉の中に、“きもの”が関わっている言葉が沢山あります。
その一例を紹介いたします。

 

その1.【辻褄】
辻褄の「辻」は、道が十字に交差する部分をさし、「褄」はきものの裾が左右に合うところのことで、いずれも合うべき部分を意味します。
そこから道理などが合うことを「辻褄が合う」、ちぐはぐなことを「辻褄が合わない」と用いられるようになりました。

きものは、基本的に左右対称なので、端と端をぴったりと折りたたむことができます。
その2.でか(刑事)
明治時代の刑事で、制服ではなく「角袖(かくそで)」のきものを着ていた巡査のことを、犯罪常習者たちの仲間内では「カクソデ」と呼んでいました。
隠語は読みを逆さまにしたものが多いのですが、「デソカク」とは言いにくいのでまん中の「ソク」を省略して「デカ」となったといわれています。
「まいう~(美味い)」など、今も昔も業界用語は逆さまにすることが多いようですね。
その3.濡れ衣
奈良時代に行われた神事裁判の故事からきているといわれています。
裁判は、何人かの容疑者に濡れたきものを着せ、早く乾いたものが無罪となる方法が行われていました。
本当の罪人は、ごまかして要領よく少し濡らしただけだったので、正しい者がよく有罪になったようです。
この故事から、無罪なのに有罪にさせられることを濡れ衣というようになったということです。
番外編.風呂敷
昔の「カラ風呂」(今でいうサウナ)や、焼けた石に水をかける蒸し風呂で、
すのこ板の間から上がってくる熱い蒸気でヤケドしないようにお尻の下に布を敷いたことが、風呂敷の語源という説があります。
他にも、きものが語源に関係する言葉は沢山あります。
今後ご紹介していきたいと思います。




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