着物の選び方・買い方 「黒留袖」の賢い選び方

Published on 8月 25th, 2013 | by yasuyo

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結婚式、お母様の衣装「黒留袖」の賢い選び方

初めて母親として出席する結婚式。どんな柄の黒留袖で出席してよいものかわからない。お嫁入りの際、作ってもらった留袖の柄が派手すぎて、はたまたサイズが合わなくなった。などの相談を受けることが多くなってまいりました。

近年、着ることが少なくなった“きもの”。ましてや留袖なんて着たことがない方、選ぶ方法がわからない方がほとんどだと思います。

そこで、ミセスの第一礼装「黒留袖」の選び方について考えましょう。

留袖の選び方
1、 式場と提携している衣装屋さんで選ぶ。
2、 母親から譲り受けた留袖や知り合いに借りる。自分のものを着る。
3、 呉服屋さんやネットで購入する。
4、 ネットで黒留袖レンタルを検索して借りる。

まず、それぞれのメリットとデメリットを紹介
1、 結婚式場の提携している衣装屋さんで選ぶ。

メリットは:式場直接のため当日の段取りが簡単であること。花嫁衣裳を選ぶついでに決めることができる。自分でメンテナンスしなくてよい。

デメリット:花嫁衣裳は充実しているのですが、参列者の衣装は数が少ないことが多い。
また、ネット専門のレンタル業者と比べると提携マージンのためか価格が高い傾向にある。
草履バッグが別であったり、足袋や肌着は購入であることが多い。

2、知り合いや母親から譲り受けた留袖などを着る。自分のものを着る。

メリット:基本的に衣装代がかからない。

デメリット:サイズが合わなかったり、色があせていたりする場合がある。
若いころに作ったものは、柄が派手であったりすることもある。
メンテナンスに費用と手間がかかる。
※古い草履は、草履底が剥がれることがありますので注意しましょう。

3、購入する。

メリット:誂える場合は、ピッタリのサイズを着ることができる。次の利用時に困らない。
将来、子供に譲ることができる。

デメリット:お金と時間がかかる。きものだけでなく帯や草履バッグ、紐などの着付け小物など一式そろえる場合、ある一定以上の良い商品になると20万円以上はかかります。
仕立てあがるまでの期間は、1か月~2か月くらい。

4、ネットで黒留袖レンタルを検索して借りる。
メリット:価格が安い。安さならフルセット1万円をきるものもある。
なかには、販売価格50万円以上の上質な黒留袖を揃えるレンタルショップもあります。
詳しくは、「黒留袖レンタル・ネットショップを比較しよう」へ

最近は、足袋や草履バッグ・肌着までついたフルセットのお店が多く、ほとんどの店が送料往復無料なのも嬉しい。そのため、補正のタオルのみ用意するだけでよい場合が多い。
もう一つ、メンテナンスしなくてもよいので楽である。

デメリット:ネットショップの課題でありますが、届くまで少し不安なところがある。
実物を見ることができない。
※ただし、下見や当日着付けヘアセットができる店舗もあります。

以上、それぞれのメリットとデメリットを簡単に書きましたが
じゃあ、一番よい方法はなんでしょうか?

◆おすすめは、ずばり「レンタル」
最近の結婚式は仲人をたてる式も少なく、一生に2,3回しか着ないのであれば購入でなくレンタルするほうが何かと便利。
色々な柄の留袖を着ることができ、メンテナンスもしなくてよいので楽チン。

また、マンションが多くなってきた現代では、きものを保管する場所がなかったり、メンテナンスの仕方がわからない方が多いことが理由としてあげられます。

筆者は呉服屋なので基本的には購入していただきたいのですが、ここ数年はレンタルをおすすめしております。そのため、6年前にレンタルショップも立ち上げました。

車や家までネットで購入する時代。一度ネットで「黒留袖レンタル」を検索してみてください。

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